4月 30日, 2026年

歴史ある土地に流れる静かな品格・東北出張と、珠洲ウルトラマラソン

歴史ある土地に流れる静かな品格・東北出張と、珠洲ウルトラマラソン

悠々庵の吉田です。

いかがお過ごしでしょうか。

 

庭先や小道を彩る花達が、一週間ごとに入れ替わるような

華やかな時期ですね。

こちらはすっかり桜が終わり、チューリップが主役です。

 

2週間ほど前に、東北出張(盛岡・花巻・厳美渓)に行って来ました。

いつもお世話なっている方々にお会いし、お話しできるのは

仕事ととはいえ、私の大きな楽しみでもあります。

また、レンタカーで回り、知らない道をナビ頼りで行くのも

ちいさな旅みたい、ワクワクします。

 

自由時間は朝。

澄んだ空気の中、平泉の中尊寺金色堂までジョグ。ここでは桜が真っ盛りでして、なんだか得した気分です。

朝の静寂に包まれた境内には、千年という時の流れが、まるで昨日から続いているかのようでした。

桜と鐘

前回訪れた時も同じ気配を感じたのですが、東北には、ゆるぎない時間の流れがある。

この地には他にはない、藤原家の名残が漂っているように感じます。

歴史の表舞台から消えたものの、この土地からは消え去らず、山や川や寺々の中に静かに宿り続けているのかもしれない・・・、と勝手に想像しています。

華やかに変わり続ける都市とは違い、東北には千年前の記憶が今も自然に息づいているように見えました。

哀愁ある中尊寺の庭

また秋に伺います、雪が降る前に。

 

 

さて、一昨日は「珠洲(すず)ウルトラマラソン」に参加してきました。

本来は102kmなのですが、まだ地震と豪雨による影響が色濃く残り、道路が開通していない区間が多いため距離を短縮しての55km

寸断された道路

参加人数も縮小しての230名のみ、エントリー開始後1時間余りで定員に達する人気の大会でした。

獲得標高で有名なコースですが、今回も期待を裏切らない830mの高低差!

斜度11%くらいの激坂がいくつも出てきて、登り坂は歩きでやり過ごしました。それでも結構きつかったです。(笑)

坂を走る吉田可南子 斜度の看板

なんとかやっと完走。ゴールでは地元の保育園の子供たちが描いてくれたメダルを記念にもらいました。

大変な思いをなさっている方々なのに、仮設住宅から応援もしてくださり涙をこらえて走る場所もありました。

灯台

珠洲・能登は、昨年秋にも「中能登トレイルジャーニー(トレイルランという山を走るレース)」で訪れましたが

おだやかで静かで、奥深い品格が漂う場所だなぁ、と感じました。

 

上記の東北と共通しているのは

「時を重ねた土地には、人の営みを静かに包み込みながら、その土地だけの品格を育てる力があるのだ」ということでしょうか。

 

本当の豊かさとは、華やかさではなく、長い時間の中で静かに育まれていくものなのだと、教えてもらった4月でした。

 

ああ神様、この教えがどうか身につきますように・・・。